とても身体に良い山椒。珈琲と合わせたら、、、
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こんにちは!ブランドクリエイターのMAG-CHANです。
今回は、看板商品でもある大人気の「山椒とカルダモン」にも使用している、「山椒」を
フィーチャーしたいと思います!
ウナギを食べるときしか使わないイメージの「山椒」ですが、深掘りしてみると、意外と身近に感じるスパイスです!知ればご自愛タイムに活用したくなること間違いなし。ぜひご参照ください!
【山椒と花椒】
この二つは分類上は同じものですが品種が異なります。二つの違いをさっそく見ていきましょう!
まずは二つの特徴について。
~山椒~
原産:日本
分類:ミカン科サンショウ属
形態:落葉低木。高さ2〜3m。枝にトゲがあり、葉は独特の柑橘系の香り。
香りと味(成分):爽やかな柑橘系の香り(リモネン、シトロネラール)
舌が軽くしびれる特有の辛味(サンショオール)
利用部位:若芽(木の芽):春の香味野菜として田楽や吸い物に
未熟な青い実(青山椒):ちりめん山椒や山椒味噌に
完熟果実の乾燥粉末(粉山椒):うなぎの蒲焼きや汁物の薬味に
~花椒~
原産:中国
分類:ミカン科サンショウ属
形態:落葉低木。赤褐色の果皮と中に黒い種子を持つ。
香りと味(成分):爽やかで柑橘系の芳香(リモネン、シトロネラール)
舌がピリピリしびれる辛味(ヒドロキシ-α-サンショオール)
利用部位:熟して裂けた果皮を乾燥させ香辛料に(種子は香りが弱く、通常は取り除く)
四川料理によく使われる。
~それぞれの味の違いと料理などへの使い方~
山椒、、、日本原産。山椒は、状態によって使い方が異なる。
青山椒:未熟果の山椒。香りが鮮烈でしびれはやや穏やか。
→ちりめん山椒(じゃこと煮る京都の名物)、青山椒の醤油漬け(肉料理や冷奴の薬味)、
山椒味噌(田楽や焼きおにぎりに)、煮魚の香り付け など
粉山椒:完熟果を乾燥・粉砕。香りが柔らかく、辛味が熟成される。
→うなぎの蒲焼きに振る
木の芽:山椒の若葉。独特のさわやかな香りが特徴で、料理の風味付けや彩りに使われる。
特に春の若葉は柔らかく、香りが強い。→吸い物の香り付け など
花椒、、、中国原産。香り強く、しびれも強い。収穫時期によって主に2種類に分類される。
花椒:一般的に指すのは完熟期に収穫した赤い実を乾燥させたもの。落ちついた柑橘の香り。
藤椒:タンジャオと読む。実が熟す前の青い状態で収穫され乾燥させたもの。
完熟のものよりフレッシュで爽やかな香りが特徴。
(この香りがとてもSPICE珈琲にピッタリで「山椒とカルダモン」に採用しています♪)
→麻婆豆腐、火鍋、担々麺、花椒油(炒め物や和え物の仕上げに)
ミックススパイスの五香粉(花椒、八角、クローブ、シナモン、フェンネル)
※チョコレートやクッキーにごく少量加えると、柑橘系スパイスとして独特な風味
こうして比較すると、思いのほか幅広く利用されていることが分かります!
四川料理は山椒の風味をより活かしたものが多くみられますね!「シビ辛」も記憶に新しいワードです。四川麻婆、担々麺、、、美味しいですよね~。
【それぞれの歴史】
~山椒~
縄文時代の遺跡から種子が出土しており、日本人は古代から香味・薬用に利用していたことが分かる。青山椒も同様に保存や薬用目的に使用されていたと考えられる。
「古事記」や「日本書紀」に山椒の名が登場する記録があり、古代から重要な香辛料だったことがわかる。平安時代になると、薬草としても珍重され、特に胃腸の不調や寄生虫駆除に用いられた。また、
江戸時代までに料理文化が発展していく中、青山椒は防腐・防虫作用を活かし、魚の保存や味付けに使用。特に、京都や大阪では「ちりめん山椒」や「山椒味噌」に使われるようになり、上品な香りの食材として確立された。ウナギ料理に使われ始めたのもこの頃であり、精進料理に用いられることが定番化した。
現代では、和食はもちろん、中華料理(料理により花椒と使い分け)や洋食にもアレンジ利用されるように。創作料理にも広く利用され、海外でも柑橘の香りのスパイスとして注目され始めている。
~花椒~
「詩経」(紀元前11〜6世紀)に香辛料として記載がありこちらも古代中国から利用されていることが分かる。薬用と調味料の両方で重宝され、宮廷料理にも使用された。「蜀椒(しょくしょう)」として漢方薬に利用され、健胃・殺虫作用が記録されている。また、17世紀ごろから唐辛子と花椒とを組み合わせた「麻辣(マーラー)」(=しびれる辛さ)が誕生し、四川料理が本格的に今のスタイルへ近づくと共に、花椒が四川料理の要となる存在に。近代以降は、中華料理の世界的な普及とともに、日本や欧米でも利用が拡大した。
歴史の観点からみると、2つの山椒には違いがあることが分かります!国も変われば、取り巻く環境も大きく違うので利用の仕方も多少異なるのですね。人生色々と言ったところでしょうか、、、(遠い目)
胃薬的な扱いは通ずるところがありますが、料理への使い方には結構違いを感じます。日本では山椒そのものの香りを重んじ、中国ではしびれる特性を唐辛子と融合させる相乗効果を利用していて、各国らしさが出ているように見えて中々興味深いです。歩んできた道は違えど、兄弟のようなもの。その成分や効能は共通していることが分かりました。

【山椒・花椒の効能】
山椒・花椒に含まれる成分を軸に効能を見ていきます。
~サンショオール類(辛味成分)~
舌にピリピリとした「しびれ」を与える主成分。
効能:健胃作用(胃腸の働きを高める)、血行促進(体を温める)、
鎮痛作用(歯痛・腹痛の緩和に利用されてきた歴史あり)
~リモネン・シトロネラール(精油・香気成分)~
柑橘系の爽やかな香りを持つ揮発性成分。
効能:リラックス効果(自律神経を整える)
抗菌・防腐作用(食材の保存性を高める)
消化促進(香りで食欲を刺激)
~サポニン~
苦味や泡立ちのもとになる植物成分。
効能:免疫調整作用(体の抵抗力を高める)
抗酸化作用(老化防止や生活習慣病予防)
血流改善作用
~フラボノイド(ヘスペリジンなど)~
ポリフェノールの一種で柑橘系に多く含まれる。
効能:抗酸化作用(細胞を酸化ストレスから守る)
抗炎症作用
毛細血管を強化し血流改善に役立つ
~ミネラル(カルシウム・カリウム・鉄など)~
山椒は小さな果実ながらミネラルが豊富。
効能:カルシウム → 骨や歯の健康維持
カリウム → 余分な塩分を排出し高血圧予防
鉄 → 貧血予防
このように、山椒・花椒には驚きの健康効果が盛りだくさんであることがわかりました!
まさかの*健胃*血行促進(冷え取り)*鎮痛・鎮痒*殺菌*整腸*アンチエイジングという万能薬ぶりに古代から使われているだけの底力を感じざるを得ません!!
これはウナギや四川料理に限らず、毎日でも積極的に摂りたいスパイスです。
【山椒×SPICE珈琲】
SPICE珈琲の「山椒とカルダモン」は、中深煎りのコーヒー豆に2種類の山椒と爽やかな柑橘系で「香りの女王」の異名をも持つ「グリーンカルダモン」をブレンドした、しびれと鼻に抜ける爽やかな香りが新鮮な味わいのフレーバーコーヒーです。SPICE珈琲の原点にして最高峰の豊かな味わいと香りをぜひご堪能ください。「ご自愛タイム」にお役立て頂けましたら幸いです。

SPICE珈琲のブランドビジョンは
「飲む人の心と身体に寄り添い、自分を大切にする時間をつくっていただく」ことです。
「SPICE珈琲」では、ご自分の状況に合わせたフレーバーをお選びいただけるよう、様々な場面を想像してブレンドをしています。
リラックス、気分転換、デスクワークのお供…etc.などテーマに沿ったフレーバーを展開しています。
最後までお読みいただき、誠にありがとうございます。
疲れたらほっと一息、入れてくださいね。
日常の息抜きタイムに「ご自愛カフェタイム:)SPICE珈琲」お役立て出来ましたら幸いです。
